ドクターコメント速報 AHA 2006 in CHICAGO
ピオグリタゾンは投与直後からIMTを退縮し、
その結果動脈硬化の進展を抑制
山ア 義光 先生
大阪大学 先端科学イノベーションセンター 招聘教授
大阪大学 先端科学イノベーションセンター 招聘教授
糖尿病患者の脳・心血管イベントの発症を未然に防ぐのが最善の糖尿病治療である。その早期マーカーである、頸動脈内膜中膜複合体肥厚度(IMT)が厚くなるほど発症リスクが高まると報告してきた。今回、心血管疾患の既往の無い2型糖尿病患者を対象としたCHICAGO studyで、インスリン抵抗性改善薬であるピオグリタゾンは、投与直後IMTの退縮、さらにその進展を有意に抑制した。対照薬であるグリメピリドはIMTの進展を抑制できなかった。以上の結果は、ピオグリタゾンは糖尿病患者に対する、脳・心血管イベントの一次予防効果も期待でき、専門医のみならず非専門医でも糖尿病患者の良好なQOLの維持に、優先して使用すべきであることを示している。
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